2019/12/21 11:31
初めまして。「琉球百花」を運営している楽ワーク福祉作業所の玉城と申します。
会社名にもあるように、様々な障がいを持っている方と共にお仕事をしている会社です。
障害福祉や就労についてはまた別の機会に記事にするとして、今日は私たちがミツバチと共に生産している「琉球百花はちみつ」についてお伝えしていきます。
私たちは沖縄県南城市という緑豊かな環境でミツバチを飼育し、はちみつを生産しています。
南城市は世界遺産に登録されている斎場御嶽(せーふぁーうたき)や神の島久高島、玉城城址などパワースポットも点在している地域です。
緑豊かで多くの生き物が生息する南城市ですが沖縄県全体でのミツバチ飼育数は全国的にも多く、過密地帯とも言われています。その為、季節の花々から採れる蜂蜜はとても少なく、中国産蜂蜜や砂糖水の混ざった蜂蜜などが沖縄県産はちみつとして販売されていることも多くあります。
私たちは、ミツバチ達が自然の花々から集め、一生懸命羽ばたいて濃縮した貴重なはちみつを分けていただき、「琉球百花はちみつ」として販売させていただいています。
ミツバチ達が季節の花々から集めてくる琉球百花はちみつ。沖縄では季節によって咲いている花が異なるため、香りや風味の違いを楽しむことができます。
「春」はマメ科やアブラナ科の花がたくさん咲くので濃厚で香り高く、
「秋」は沖縄の主要蜜源でもあるシロバナセンダングサが元気よく咲き誇るので柑橘系の酸味があるフルーティーな琉球百花はちみつを楽しむことができます。
季節によって変わる香りや風味を楽しむことができる美味しい琉球百花はちみつですが、
集めてくるミツバチ達が元気でなくては美味しいはちみつを商品化することはできません。
私たちは、たくさんの元気なミツバチ達が飛び回る環境こそが人間や他の動物たちも元気に生活できる環境だと考えています。
また、近年世界的に大きな問題となっているミツバチ大量死の原因とされているミツバチヘギイタダニ。
通常はダニ駆除剤などを使って処理するのですが、はちみつへの残留や耐性ダニの問題も心配されることから
私たちは安心安全なはちみつを提供するためにダニを駆除するための薬剤も使わず一匹一匹手作業でダニを取り除いています。
砂糖水の餌も使わないためミツバチ達が食べるための蜜をしっかり残した上で採蜜を行っています。
ただでさえ貴重な国産はちみつの中でも、更に採取量の少ない希少な「琉球百花はちみつ」をお楽しみいただけるよう日々元気なミツバチ達を育てていきたいと考えています。